第41回「人権を守る市民のつどい」を実施しました。

実施日時：2019年12月15日(日)　午後1時15分から
場　　所：ホテル・アゴーラ リージェンシー大阪堺 3階春慶

　2019年度の「人権を守る市民のつどい」を、12月15日(日)にホテル・アゴーラ リージェンシー大阪堺にて実施しました。

　第一部は、「わたしからの人権メッセージ」の特選受賞者の表彰と作品の発表、インターユース堺(IYS)による台湾スタディツアーの報告が行われました。
　「わたしからの人権メッセージ」は、年々応募者が増加しており、市民の方々の人権意識の高まりを感じました。当日は、特選受賞者20名の中から、4名の方に発表をしていただきました。私たちは、さまざまな人権問題を自分自身の課題として受けとめ、日々の生活の中で積極的な行動へと発展させていくことが重要だと感じました。
　
※「わたしからの人権メッセージ」の作品集をこちらに掲載しております。ぜひお読みください。↓

　また、インターユース堺の報告においては、海外派遣団の方の台湾での原住民族の方々との交流などの話を聞き、原住民族の文化だけでなく、台湾で起こっている民族差別など、自身の文化の中で生活していく上では知ることができない多くのことを学びました。

　第二部は、社会科学博士で神戸学院大学現代社会学部学部長・教授の神原文子さんを講師に迎え、「女性の貧困、子どもの貧困」と題し、女性と子どもが置かれている現状の問題を、豊富なデータを基に分かりやすく説明していただきました。昨今は、女性の貧困、子どもの貧困にスポットライトが当てられる機会が多くなっていますが、他の先進国と比較すると、日本はまだ十分な対応ができているとは言えない状況です。この状況を改善させるためには制度の整備も重要ですが、私たち一人ひとりが自分自身のこととして考えることが重要です。